今年はソロ活動がいくつかあって、後半から初のセッションが続いていきます。
そこで、最近、気づいたことがあります。

いろんな方を巻き込んで、一緒に何かを達成することが好きなんだと。

「音楽を創って、届ける」にはいろんな課程があって

*練習する
*演奏する
*創る
*アレンジする
*企画する
*準備する
*調整する
*告知する

などなど、多岐にわたります。

例えば商業的な世界ではミュージシャンの主な役割は最初の2~4つで、
それぞれの役割が分担されていると思います。

「音楽にだけ集中したい」という気持ちも
わからなくないなぁ~と思ったこともあります。
いや、音楽がやりたくてミュージシャンをしているのだから、
ほとんどのミュージシャンがそう思うのだと思います。

私がお客さんの前で演奏するようになったのは感染症大流行のころでした。
ロックダウン、時短営業、イベント自粛。
オファーなどあるはずもなく、
演奏する場は自分で作るのが当たり前だったので、
イチから全部行います。
もちろん、経験のあるミュージシャン仲間に教えてもらいながら。

そうこうしているうちに、オファーをいただいたり、企画していただいて、
すでに集客をしていただいた中で、私ひとりで演奏する。という、まさに
「音楽にだけ集中できる」
とても贅沢でありがたい機会も多くなりました。

が・・・

何か物足りなさを感じるわけです。

ハッキリ言って、とてもラクです。
いつもの演奏をしっかり準備して繰り返す。
これがツアーになると、場所を変えて同じ演奏を繰り返すってことなのかな?

憧れていた「音楽にだけ集中する」という世界を
少しだけ垣間見たような気持ち。
きっと、こういうことなんだろうな・・・っていう予感ですけど(笑)。

①「広く音楽を届ける」ためには、同じ演奏でいいので、新しいお客さんがいる場にたくさん出ていき、とにかく演奏する。そこには集客もされている状態はなんと理想的でしょうか。

一方で

②「RAV Vastと自分の可能性を広げる」ためには、様々なジャンル、ミュージシャンと演奏するためのアレンジや企画をして、新たな挑戦を繰り返していく。なんと大変なことでしょうか。

つまり、私は②から入って、②しか知らなかった。

このいくつか前のブログでご紹介したFUMIEが近くにいて、
私たちがもっと若かったら、違ったスタートを切っていたと思います。
2人のデュオユニットとして活動していたと思いますので、
二人でブラッシュアップしながら、
①の動きを目指し、なんの疑問ももつことなく、
音楽にだけ集中してユニットとしての成長を楽しんだと思います。

でも、現実は旭川と函館。
すでに中年の私たちは、それぞれの場で築いた世界がありました。
FUMIEの力を借りて、素晴らしい楽曲とCDができた後は、ひとりの旅です。
だからこそ、外を向きました。
ひとつのコミュニティにとどまることなく、
興味をもってくれるミュージシャンたちと出会い、
音楽いがいの方々との交流も広がり、
音楽理論を学び、
そんな方々のお力をお借りして様々な挑戦をする機会をもらいました。

音楽には悪魔的な魅力があります。
なので、好きな音楽で生活をしていけたらいいなと漠然とプロを目指す。
仮にそこで成功しても、
ふと「これがやりたかったのか?」とか、
大スターになったのに謎の孤独感に包まれたりだとか、
それって「音楽を通して、何を実現させたかったのか」を内省するまもなく
レールにのってしまったからなのでしょう。

②でスタートして①の行く先がみえて、私は②が好きなんだと気が付きました。

原点といえば、「ひとり自然の中で奏でること」ということになるけれど・・・

これからも、たくさんの方々と、共創と協奏を重ねていけますように・・・。